欧州合同研究センターによるビーチのごみに関する調査結果の公表
2019/06/27(木)
■欧州合同研究センターによるビーチのごみに関する調査結果の公表
2018年9月25日
<概要>
欧州委員会は、欧州合同研究センター(JRC)で実施した欧州ビーチにおけるごみの種類に関する調査結果を公表した。
JRCは2016年に、欧州の276か所のビーチについて、合計679回の調査を実施し、収集された355,671サンプルについて分類した。
欧州のビーチにおいて、プラスチック以外のごみは16%で、84%がプラスチックごみであった。プラスチックごみの内、50%が使い捨てプラスチックであり、34%がそれ以外のプラスチックごみであった。また、釣り用品は15%を占めていた。
使い捨てプラスチックの内訳を示す。(%)
たばこのフィルター | 22.1 |
飲料用ボトルのキャップ等 | 20.9 |
食品容器・包装 | 14.1 |
プラスチック綿棒 | 13.7 |
飲料用等のボトル類 | 9.2 |
ウェットワイプ | 8.2 |
ショッピングバック等の袋類 | 7.0 |
プラスチックナイフ等 | 4.2 |
ストロー・スターラー | 0.6 |
<参考資料>
・Stemming the tide of beach litter(英語)
https://ec.europa.eu/jrc/en/news/stemming-tide-beach-litter
・Top Marine Beach Litter Items in Europe(英語)
https://ec.europa.eu/jrc/en/publication/top-marine-beach-litter-items-europe